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非常事態宣言下でも、献血は必要です。
毎日、約3000人の患者さんが輸血用血液を必要としています。

献血へのご協力は、「不要不急の外出」にはあたりません。

あなたの善意が、誰かの命を救います。
献血にご協力をお願いいたします。

献血について。
5回目は、「飲んでいたら献血できない薬」について、です。

服用する薬によっては、血中成分から輸血を受ける患者さんに影響してしまったり、献血される方の体調や症状に影響があるかもしれませんので、服用した薬などがあった場合は、献血前の問診できちんとご相談ください。
また、お薬は、地域や医師によって献血できるかが変わります。献血前に必ず相談するようにしましょう。
オススメは、「お薬手帳」を持って行って、問診の時にお医者さんに見せることですよ!

では、こちらもずらっと書きますよ。
今回も引用は「日本赤十字社」から。



当日に服用していなければ献血できる薬

■高尿酸血症治療薬(痛風予防)

■内服用筋弛緩薬

■睡眠薬

■抗不安薬

■マイナートランキライザー

■消炎酵素剤

■前立腺肥大治療薬
(アポダート、ブロスカー、プロペシアは献血できます)

■利胆薬


服用中止から3日間経過しないと献血できない薬

■抗精神薬
(抗不安薬、マイナートランキライザーは献血できません)

■抗菌薬・抗真菌薬・抗結核薬
(抗生物質、合成抗菌薬は献血できません)
 
■抗ウイルス薬

■止痢薬

■非ステロイド系抗炎症薬・風邪薬
(症状のない場合や軽い頭痛、生理痛などで頓用した場合は、当日の服用でなければ献血できます)

■痛風発作治療薬
(コルヒチンは献血できません)

■喘息治療薬

■緊急ピル
(中容量ピルも献血できません)


服用していると長期間献血できない薬

■治療用ホルモン薬
ステロイドなどは、服用から1ヶ月間は献血できません

■免疫抑制剤
服用から1ヶ月間は献血ができません

■前立腺肥大治療薬
アポダートの服用から6か月間は献血ができません


服用していると献血できない薬

■抗けいれん薬

■抗凝固薬・血小板凝固抑制薬

■抗甲状腺薬

■冠拡張薬
(降圧のみを目的としている場合は、当日服用していなければ献血できます)

■強心薬等

■抗がん剤

■乾癬治療薬
(チガソンの服用の場合は献血できません)
(ソリアタンの服用の場合は、3年間献血ができません)



今回はここまで。
次回で最後、「献血を受けるメリットについて」です。